みんなの広場 222号
~ティーサービスで普段の私に~
15年目を迎えた「ふれ愛」の多様な活動のひとつがティーサービスで、緩和病棟で毎週金曜日の午後にオープンします。『昨日入院した』患者さん『病室の口論で疲れた』『一息いれると身体が休まる』と休憩のご家族、車椅子や電動ベッドの移動に看護師さんの手を借りて親しい方と訪問くださる皆様を、飲物に音楽と真心を添えてお迎えします(病室にお届けも)。初対面の皆様が円卓を囲み談笑され、演奏曲を口ずさみ、美味しいと評判の手作り菓子&上品な食器&普段着の私達との会話で、闘病や看病で忘れがちないつもの自分に戻る時を楽しんでおられる印象です。「病室で水も飲めないのにお菓子まで食べゃった!ありがとう、また来ます」の笑顔に出逢うと私達は嬉しくて!
病院内の行事に加え、昨年は第11回日本クリニカルパス学会もティーサービスで応援しました。期待されるニーズに丁寧に応えられる私達であれますように。
… メニュー …
飲物:珈琲・紅茶・抹茶・昆布茶・煎茶・アイス珈琲
菓子:ケーキ類・和菓子類・ゼリークッキー類
四国がんセンター ボランティアグループ ふれ愛ティーサービス担当 菅 奈美
~笑顔をつないで10周年~
日の出ヶ丘病院ボランティア「おひさま」は、今年の3月で10周年を迎えました。ホスピス病棟も直前に10周年を迎えており、共に歩んで来ました。
発足1年目はホスピス病棟のみの活動で、年間活動時間も77時間でしたが、現在は一般病棟にも広げ4000時間を越える活動をしています。活動は病院という閉鎖された空間に外の世界の風を入れ、患者様に病気を忘れて頂くひと時を醸し出すことを基本にしています。従って、職員の手伝いではない「ボランティアだからできること」に徹した自主的活動をしています。それは「傾聴」を目的としてホスピス病棟の患者様の部屋を訪問し、お話をしたり散歩をするなど、1対1で向き合う活動であり、また、毎週水曜日にデイルームで無料喫茶を開き、患者様・ご家族・職員等を交え、手料理を作り、楽器演奏による音楽喫茶風の団欒などです。
ホスピスを含め6病棟のお誕生日会等で楽器演奏・踊り・手品・落語その他特技ボランティアの活動も年間100回を超え、園芸・メイク・マニキュア担当も活動しています。これからも「ボランティアだから出来る事」を基本とし、患者さんの笑顔を励みに20周年を目指します。
日の出ヶ丘病院 ボランティアコーディネーター 星 野 功
~新天地で10年が経過した
ボランティア活動~
平成13年、山形県の秀峰、蔵王・月山・葉山を見渡す風光明媚な盆地に当院が移転新設され、同時にボランティア「ひまわり」が結成されて10年が過ぎましたが、病院ボランティア総勢56名は病院職員の理解もあり、はつらつと充実した活動を行っております。また、仲間と会えるうれしさ、活動できる楽しさに輝いています。
活動は【受付案内】・【車椅子介助】・【病棟患者さんへの図書の配本と回収】・【GCUでの新生児だっこ】・【緩和ケア病棟活動】と多岐に亘っていますが、患者さんへのサポ-トは“付かず、離れず求めに応じて”をモットーに、安らぎと安心の提供を心がけています。
一日平均の外来患者数は1,000余名、初診の患者さんは広いエントランスホ-ルを右往左往されることもありますが、「おはようございます」と笑顔で声がけしますと、患者様からは「ご苦労様、ありがとう」の言葉が返ってきて、とても励みになっております。
サブ活動としては①研修勉強会②各曜日ごとの親交を兼ねたミ-—ティング③会報誌「ひまわり」の年2回の発行④円滑な活動のための病院側との情報意見交換⑤ボランティア総会・懇談会(病院側との親睦、感謝状の贈呈)⑥有志による夏祭り「花笠おどり」への参加(病院職員とともに)等があり、院内職員やボランティア同志の連携の緊密化や資質の向上が図られています。
ボランティア一同、これからも笑顔とふれあいの中で、心地よいボランティア活動を続けていきたいと思っています。
山形県立中央病院ボランティア 山本 弘子
~患者様の最後の友人として~
私ども日本パブテスト病院ボランティアは、ホスピス病棟にて活動を行っています。総勢40名が日祭日を除く月曜から土曜にかけて日替わりで参加しています。メンバー構成は女性が9割を占め、年齢層は20代から70代と幅広い世代が患者様のオアシスとなるべく活動しています。活動内容は患者様やそのご家族の方へのティサービスを中心として、洗濯や買い物のお手伝い、話し相手などです。私ども以外にも様々な方がご自身の専門を生かして活動に参加されています。
ホスピスと聞くと、その性格上、暗いイメージを持たれるかもしれませんが、皆さん普通に世間話を楽しんでいるごく普通の空間です。終末期とは思えないくらいバイタリティー溢れる患者様もおられ、私どもが励まされることもしょっちゅうです。
私どもは患者様の人生の最終章に初めて登場する脇役にすぎません。しかし「最後の友人」としてその人の総仕上げに関わっています。
日本パブテスト病院 ボランティア
みんなの広場 221号
~ 湧き出る泉のように ~
東札幌病院「ボランティアいずみ」 星野 真由美
湧き出でる泉のように絶えることなく爽やかに…を目指して誕生した「ボランティアいずみ」は今年4月、28歳になりました。約20の活動に60名近い会員がかかわっています。私たちは常に、「季節の風を病院の中に運びこむ」を心がけて活動しています。絵画やちぎり絵の題材、ティータイムの茶菓、帽子用の布や毛糸、晩酌の会のおつまみ等々。四季折々の行事も欠かせません。
そして、患者さんに一番季節を感じていただいているのが、屋上の「ソルガーデン」です。春から秋までは季節の花々、爽やかな風、暖かな日差しが訪れる人々を楽しませてくれます。さらに、温室内は年中観葉植物が茂り、皆さんの憩いの場となっています。
これからも「ボランティアいずみ」は涸れることなく、爽やかな風を患者さんやご家族にお届けしていきたいと思っています。
憩いの場・季節の花々と
~ 一人ひとりの力をみんなの大きな力に ~
泉大津市立病院ボランティア ほほえみ 松寺 佐知子
昨年「ほほえみ」は、病院のお力添えを頂き10年史を発行することができました。
活動内容は、自動再診受付機付近での案内や点滴シーネカバー等の縫製、病棟では「歌って遊ぼう」と「高齢者とふれあい」や花壇など多種ですが、作品作りにも力を注いできました。中でも、平成18年に5m大の真鯉から毎年増やし、4年かかりで完成したこいのぼり一家は、10周年の記念に相応しく、病院内外延べ150名の方に手形の協力を得たものでした。その後季節には、患者さんの回復を願って院内に泳がせていただいています。
私たちは人数も少なく微力ですが、それを引き出してくださる職員の方との絆が大きな力にしていただいていると思います。
今年2月、羽衣青少年センターで「もちつき大会」を開催しました。今まで関わりのあった職員の方とバーベキューを囲んでのコミュニケーションは笑顔の輪が広がりました。院内にこの空気が伝わり、患者様にほほえんでいただけるのならこの上ない喜びです。
なお、病院のホームページのボランティア項目でも紹介されています。こいのぼりの新聞記事等合わせてご覧いただけると幸いに存じます。
手形のこいのぼり
~ 「花いっぱい」と「けやき」 ~
荒尾市民病院 ボランティア
大通りから、病院の玄関まで続く緩やかな坂道に沿って、季節の花で賑やかな花壇が在ります。ここを管理しているのが、活動歴十年以上になるボランティアグループ「花いっぱい・ややま斑」(五名)です。和気藹々とした雰囲気で作業しており、退院した患者さんなど手伝いたいと声を掛けて下さる方も増え、次第に輪が広がってきました。
もう一つの取り組みは、二年前に開設された患者図書室「けやき」の運営です。「病気に負けないために、正しい知識を」と、最新の情報と約八百冊の医学書を揃えています。医学関係のみなので、ビックリされる事も有りますが、総勢九名で本の紹介・貸し出し・パソコン操作の手伝いなどを行っています。患者さんにとって、心休まる場所にしようと、皆で工夫を重ねているところです。
以上が当院での活動ですが、将来的には車椅子を押したり、話し相手になったり、受付で案内したりと、直接患者さんと触れ合える活動を行いたいと考えています。
花いっぱい・ややま班
患者図書室「けやき」
~ 微笑みと潤いを ~
ピースハウスボランティアの会 会長 多田 泉
朝10時15分、シャトルバスに乗って来るボランティアの到着を待ってカンファレンスルームにて、その日の患者様、ご家族の様子をインチャージナースより受け、一日の活動が始まります。
病院にいらした方をお迎えする玄関での総合受付、ナースステーション前での対応、各お部屋や院内の花の水替え、外の花壇整備、入浴介助室清掃、車イス散歩、お部屋での見守り、入院相談時の院内案内、曜日によって内容の違うアートプログラム、そして午後3時からボランティア手作り菓子でのティータイム、一日の反省をして夕方5時まであっという間に一日の活動が終わります。
他に特技ボランティアとして美容、アロマセラピー、アニマルセラピー、マッサージ等の活動もあります。その他、月一回のペースである季節の行事は、1月鏡開き、2月節分、3月おひな様、4月お花見、5月端午の節句、6月紫陽花週間、7月七夕、8月納涼会、9月お月見、10月作品展、11月焼き芋会、12月クリスマス会と院内に季節の風を届けさせていただいております。
そんな日常の活動をする中、今回3月11日の東日本大震災。日曜祭日以外休んだことのないボランティア活動が10日間休みになりました。遠くから来るボランティアも居り足の確保が儘ならない中、止む無い事でした。久しぶりに活動が開始されると、ボランティアさんがいないと患者さんが、お部屋から出る理由がなく寂しかったと病院スタッフよりの言葉がありました。あらためて私達ボランティアは外から明るさと微笑みと潤いをお届けしていたのだと思いました。
今後、常の活動が出来る幸せを心に、然りげなく寄り添うボランティアでありたいと思います。
看護実習 お花見
~ 安らぎと潤いの風をホスピスにを ~
薬師山病院 ボランティア 大園 眞光
比叡山を東に望む薬師山病院は、京都市街北部の高台に位置する独立型ホスピスです。50床を有する薬師山病院のボランティア活動は1999年に始まり今年で13年目を迎えます。
その活動の特徴は、患者さんのニーズから生まれた多岐にわたる活動プログラムに、50人余りのボランティアが各々の関心やスキルに応じてグループ活動を展開しているところです。例えば院内外を草花で飾るフラワーやガーデニング、四季の自然が楽しめる中庭に面したサロンでのティーサービス、夜の映画鑑賞とお酒のサービスも可能なシアター&バーコーナー、患者さんの身の回りのお手伝いをする生活サポートやハンドメイドなどユニークな活動を工夫しています。
こうした個別の活動に加えて、患者さんとご家族・ご友人の思い出づくりの場として、例えば春にはお花見や紫陽花祭り、夏には京都の大文字送り火を観る会、冬はクリスマス会などできるだけ周りの自然や社会との絆を感じてもらえるような行事を行っています。
少しでも患者さんに「やっぱり生きてきてよかったな」と感じていただけるような活動ができればとボランティア一同念願しております。
紫陽花祭り:たこ焼き
秋祭り:炭火で焼き芋
~ 名札の写真に歴史と感動を ~
栄光病院 ボランティア 市野 暉子
毎週金曜日、ケア病棟のロビーに花を活けさせていただいて数年、明日はなにを活けようかな? どのような添型を置こうかな? と思いを巡らせて登場するのが私の拙い作品です。
知香流についてちょっと‥‥。いけばなは、調和の芸術です。絵にたとえてみますと、絵を描くには必ずキャンバス・絵の具・筆が必要ですが、キャンバスにあたるのが花台であり、絵の具にあたるのが盛物の素材、つまり胴締め(木や石など)や、添型(小物)、花材です。そして筆にあたるのが砂の敷き方に相当します。これが一つの作品としてまとまった時、芸術性の高い美を生み出します。自然を愛する心、人を愛する心、花を愛する心、これらの心のあらわれが調和をもたらした作品表現となるわけです。
今後もこの気持・心を持ち続けて花を活けていきたいと思っております。花台の前で足を止めていただければ嬉しく思います。
ボランティアコーディネーター 工藤 涼子
栄光病院ボランティアさんの中には、20年近く活動されている方があり、名札の写真に歴史と感動を頂いております。また、専門活動の方々の助けは患者さん方々にとってはいやしであり、日常生活において励みになっています。
理髪風景
ケア病棟ロビー 生け花






